多様化の流れで働き方も御多分に漏れず多様化しております。
いいんです。自由なんです。
だから多分この記事の内容は「老婆心」です。「おっさんの戯言」です。
しかし、なにも若者の挑戦心を挫きたいわけでは決してありません。
若者ビジネス界隈を席巻するリーダー(?)達を見て、もし刺激を受けて
「なるほど、サラリーマンはオワコンか」
「本業マジメに取り組むなんてあほ。副業副業♫」
「仕事はしません、でも定時で帰りますし有給もフル取得しまーす」
本気でこんなことをやっているといつかぶっ飛ばされます。そして深く深く後悔することになりますので、今一度現実に目を向け自分にとって最良の判断をできるようになってください。この記事はその手助けです。
5つのチェックリストを準備しました。それぞれ判断基準を示します。全て満たしていれば充分。すぐに独立してもきっとうまく行く。
でももしあなたが今20代で脱サラしたいと考えているものの、1つでもチェックできない項目があれば少しだけ思いとどまって欲しい。絶対にダメ!!とは言わないけど心の片隅にそのチェック項目は刻んでおいて欲しいの。。。
【STOP】20代で脱サラは早すぎる!!5つのチェックリスト
そもそも焦る必要はない。「脱サラ」とは「脱・サラリーマン」経営者として生きていくということ(個人事業主もやってることは経営者、またはそれ以上と捉えていいと思う)
君にその覚悟はあるか?戻ってもいいが、それこそ人生を巻き戻すことになる。その理由も詳しく解説する。
20代はじっくりと実力をつける。そして30代で晴れて脱サラ。これが黄金ロード。
インターネットやSNSではとにかく早い方が良いとの意見が目立つが現実はそうではない。あれはポジショントークだ。
現実がそこまで甘くないことは、ここまで生きてきた君が1番よくわかっているはずだ。
都合の良いキラキラした言葉に惑わされてはいけない、しかししっかりと現実を見て準備していけばばより安全に確実に脱サラを成功させることができる。
今すぐに脱サラするのではなく、今すぐに脱サラに向けた準備を始めよう。
プラスのキャッシュフローはいくつ準備した
最低でも1つ必要。
「プラスのキャッシュフロー」って何?って人はこちらの記事を。
金の不安があるうちはまだ早い。「貯金がある」なんてなんの当てにもならない。
会社が倒産する時は「キャッシュが尽きた時」
人間だってそうだ。生活するお金さえ無限に捻出できればずっと挑戦し続けられる。
それが途切れた時、再度生活のために働く状態に戻る必要が出てくる。
だから戻る必要のないように、その期間を十分に引き延ばすために「プラスのキャッシュフロー」を作っておく必要がある。
くどいようだがもう1度言う。
「貯金」じゃダメ。理由は「プラスのキャッシュフロー」じゃないから。プラスのキャッシュフローとは上記記事参照。
お金の不安から解放されてやっと自由な人生が「始まる」の。
ビジネスマナーの基本は身についているか
これこそ老婆心かもしれない。でも言わせて。
独立起業斡旋組がバカにする「礼儀作法」という奴だ。例えばスマートにお酌できるか?交換した名刺はどうする?おべんちゃらは言えるか?
きっと君は
「古っ!!老害かよ、そんな時代じゃねーよ、おっさん」
なんて思うだろう。
確かにぼくぐらいの年代(1987年生まれ)なら、そんな礼儀作法どうでもいいとしている。でも知っている。そして見ている。
直接は言わない。時代がそれを許さないからだ。
ただビジネスマナーのかけらもない君の振る舞いを見て、今後お付き合いをしたいかと言われればそれはない。何も言わず、評価だけはしてその場から立ち去る、次はない。
で、世の中はまだまだこう言った風潮が強いということ。できないよりはできた方がいい。知らないよりは知っていた方がいい。そんなことはごまんとある。ビジネスという競争社会に身を置こうとしているのなら武器は少しでも多く、強い方がいい。
で、そんな当たり前のビジネスマナーを身につけるのにサラリーマンはうってつけなわけ。
社会人経験が少ないと、いわゆるこういうマナーの部分で察することが多い。時代的に誰も指摘しない。でも見られていることはこの先も変わらない。
独立してイケイケなのに、ビジネスマナーにはしっかりしてるんだ。
こっちの方が高評価ではないだろうか。
ぜひ基本を身につけた状態で次のチャレンジに進んでほしい。
不動産投資はしたか
投資には様々種類があるが、脱サラ前に考えなければならないのが「不動産投資」
ちなみにこの時代、「投資をしない」という選択肢はない。
まだ気付いていない人も多いが、個人での資産形成は必須。その中でも不動産投資は非常に安定的で、長い時間軸で見た場合リターンも大きくなるのが特徴。
敢えて今回の5つのチェックポイントに入れたのも理由がある。
不動産投資は誰でもできる投資ではないからだ。不動産投資自体は誰でもできるが、銀行からの融資は誰でも受けられない。
銀行から借金をする場合必要なのが「社会的信用」
これがサラリーマンはべらぼうに高い。
年収500万円以上なら完璧と言っていい。
サラリーマンとしての社会的信用を担保に銀行からお金を借りる。そのお金で不動産を買い、家賃収入を得る。毎月の返済額より家賃収入が大きくなればそれは「プラスのキャッシュフロー」
ちなみに脱サラした瞬間にあなたの社会的信用は地に落ちるので、銀行は金を貸さない。つまり不動産投資なんてできないのである。
だからこそ脱サラ前に検討する必要がある。安定的な収入源の確保として、資産形成の1つの柱として勉強してからでも脱サラするのは遅くないのでは。
君に実力はあるのか
そもそも、なぜ脱サラしたい?職場環境、仕事内容が気に入らないなら転職ではダメか?
というより、君に脱サラしてやっていけるだけの実力はあるのか?
非常に曖昧な尺度ではあるが、この問いに即答できないなら脱サラはまだ早い。脱サラ独立起業し結果出してる奴らはこんな問いには問答無用で即答するからだ。
そのくらいの自信満々さが必要。迷っているなら上記した理由等もあり、まずは準備から始めるのはどうだろう。
プレイヤー精神は抜けきっているか
脱サラするということは個人事業主。そう「主」となる。
起業し法人持ってもフリーランスでも。脱サラしたら君が「主」トップなのだ。そこに自覚はあるか?
主となり不要な精神状態が「プレイヤー精神」
あなたはフィールドで戦う選手じゃない。全体を見て指示を出す。そしてすべての結果を受け入れる監督でなければならない。
これは「個人」でも同様。よくある勘違いに、個人事業のうちはプレイヤーでいい。起業して人を雇ったらマネジメントに回ればいい。
事業というのは1つの要素で成り立つものではない。クリエイティブな才能から営業力や提案力、経理、法律関係まで多岐に渡る。
脱サラして個人でやっていくためにそれら全てに精通する必要がある。ただ全部自分でやるのは難しいから細分化してマネジメントする必要がある。
さらには自分自身をマネジメントする、といった考え方もできる。
まとめ
「5つのチェックリスト」いかがでしたか。
再度まとめてみましょう。
・プラスのキャッシュフローはいくつ準備した
・ビジネスマナーの基本は身についているか
・不動産投資はしたか
・君に実力はあるのか
・プレイヤー精神は抜けきっているか
この5つ。冒頭では全てと言いましたが、何を隠そうぼくの場合は「君に実力はあるのか」だけ即答でした。他は何もありませんでした、でも脱サラしました。1年以上経ちました。なんとかやってますw
だからホント老婆心ですw
辛かった。最初はやる気にも満ち溢れているからなんてことない。でも思うように結果が出ないとホント辛い。支えになったのは妻の存在が大きい。経済的にも精神的にも支えだった。そのおかげでなんとかやってこれた感は大きい。一人だったら早々に諦めていたかもしれない。
あと、やっぱりサラリーマン生活で得たことは今でも大きいと感じてる。
もっと早く辞めるべきだったと思う時期もあったが、今ではこれがベストタイミングだったと思う。むしろ決断なんて、全てベストタイミングになるよう努力していくものじゃないかな。
一口に20代での脱サラは早すぎると言っても個人個人考え方や経験値、準備の整い方や環境、状況、何もかもが違う。
だからもちろん一概には言えない。だからチェックリストは厳しく作った。
この記事が少しでもあなたのなんらかの決断に役立つことがあれば、幸いです。
thank you