・はじめに
転売ビジネスには商売の原理原則が詰まっていると良く言います。
しかしぼくは否定派。
インターネットのない時代の話に聞こえます。
転売は基本的に安く仕入れて高く売る。これだけですよね。で、そこにかかる労力をいかに削っていくかが大事なんですが「モノ」を扱うから限界があるんですよね。
「モノ」を扱うのであればまだまだ圧倒的に大きな組織に軍配が上がります。確かに転売で儲けることは理論上可能です。でも「価値は同等」なんです。同等のものを、売る場所を変えて利益をとっているだけ。グローバルな目線で考えればそれは貿易ですよね。どう考えても圧倒的な組織力が必要です。
・もうモノは売れない理由
日本での話です。
現代ではモノは溢れており毎日コンビニでは廃棄でおびただしい量の食料品ゴミがでます。新作が出ては在庫処分を繰り返すアパレル業界、開発費用を回収できない自動車産業。35年ローンで持ち家は負債?
「モノ」の価値観がどんどん下がっているんです。
・背景にあるのは人口減少
日本の人口は減少し続けています。おそらくほぼ間違いなく今後も減り続けていきます。しかしモノは増え続けているんですね。バランス悪いですよね?当たり前ですが必要のないモノは売れませんよね。
・選ぶのめんどくさくねぇ?
ぼくもよく感じるんですが1つの商品に対しても種類が多すぎて選ぶのがめんどくさいんですよね。ぶっちゃけ人間心理として損したくないし、より安く高性能なモノが欲しいじゃないですか?となると比較サイトで確認したり性能比較をしたりですか?まとめてくれている記事も結構ありますがこちらのサイトの意見とあちらのサイトの意見が食い違っている、とかもありますよね。で、結局一長一短があることに気づき自分のライフスタイルに合うものを選択する、と。
ぶっちゃけめんどくさいですよね。その時間返してほしいぐらいに。
「モノ」が多すぎて、細分化されすぎていて選択肢が多すぎるんです。
しかしこの時代は変わる予感です。
・定額で生活が担保される時代?
サブスク的な感覚で月額いくらか払うと「衣食住」が担保される時代がすぐそこまで来ているそうです。こだわりのないところは最大限にコスパ良く生きる。例えばぼくだったら着るものってホントにこだわりがなくて「動きやすい」のが良いぐらいの感覚なんです。(だからほぼジャージ)パンツや靴下は使った分だけ自動的に引き落とされる仕組み(もちろん自宅に届けてもらう)になれば自分で選ぶ必要もないし買い物に出かける必要もないわけです。
例えば「大貧民コース」「貧民コース」「平民コース」「富豪コース」「大富豪コース」とかあってそれぞれ価格が異なる。それぞれ生活レベルが異なって自身で選択できる。ライフスタイルのトータルコーディネイトサービス。もし仮にこんなサービスが進んだらいち消費者が選択することは割りに合わなくなっていく。パック販売と同じでまとめた方がお得になることは明白なんです。
・モノのインフラ化
人間としての最低限の生活が担保されるということは公共インフラ化されるのと同義です。電気・ガス・水道のように「大貧民」でも苦にならない金額で「衣食住」が担保されるとどうでしょうか。生活には困らないんです。食っていけなくなる心配は基本的になくなるんです。どういうことかというと「モノの価値が急激に下がるんです」
・まとめ
今まではモノに価値があったから「良い商品」を作れば売れたんです。マーケットインの考え方で世の中のニーズを掴むことが重要視されてきました。しかしモノの価値が下がっていくこれからは、世の中が求めているものはもうすでにあると考えるべきなんです。だから重要なのは「プロダクトアウト」の考え方。平たく言えば「作り手が作りたいものを作る」
真面目は損をし自分勝手な奴が勝つ時代です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。