・はじめに
「上司がうざい」「上司が傲慢」「上司がセクハラ」
基本的に上司は嫌われる生き物です
しかし世の中には好かれる上司もいるわけですがその違いはなんなのでしょうか
それは「マネジメント」の仕方
「マネジメント」の捉え方に違いがあるんですね
「マネジメント」の意味を勘違いしていると部下はついてきません。ここらで今一度見直していきましょう
・マネジメントとは
英単語のマネジメントは「経営」や「管理」などの意味を持ちますが企業におけるマネジメントは「経営管理」や「組織運営」などを意味します。
具体的には、組織の成果を上げるためにヒト・モノ・カネなどの経営資源を効率的に活用し、リスク管理を行って、あらかじめ設定した組織の目標やミッション達成を目指すことをいいます。
引用元
マネジメントとは? 定義、目的、例、マネジメントに必要なスキル、種類、マネジメント能力の向上方法について - カオナビ人事用語集
一般的にはこのように定義されています
また、こちらの本は一世風靡しましたね
この本を読んでドラッカーの存在を知ったという方も多いと思います(ちなみにぼくもその一人です)
・上司は軍師であれ
ドラッカーは著書の中で
・マネジメント:「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」
と定義しています
上司は与えられたこれらを駆使し「マネジメント」するのです
・部下とは武器
管理職になると会社方針に従い目的達成の手段として強力なor微力な武器を与えられます。「〇〇の右腕」「〇〇の懐刀」などが良い例です。そして基本的には役職があがるにつれて武器が増えていくのが通常です
・武器を持った武器
中間管理職は上司から使われることもあれば部下を使うこともあります。最も立ち振る舞いの難しいポジションと言えるでしょう、しかし一般的にはこの中間管理職を経験しないと管理職にはなれません。だからほとんどの人は一定期間の我慢を強いられるのです
・中間管理職の苦悩
この武器は不思議なもので説明書もなければ使い方も無数、使用方法によっては戦闘力0から無限大まで引き出せる代物です。もちろん使用者の力量にも左右されますがそこはさほど重要ではありません
多くの中間管理職はここを勘違いしており中間管理職になっても「自分磨き」に余念がないのです
中間管理職になったら「武器磨き」に時間を費やしましょう
しかし経験のある方は決まってこういうでしょう
「そんな時間はない」
その通りなんですよね
企業側の問題点なんですが中間管理職になる際に現場仕事がなくなることはありません、減ることも稀なケースです、ちなみにぼくの場合は増えました
に加えて「武器磨き」=「部下のマネジメント」
たしかにやる時間ありませんよね
・マネジメントの捉え方
だから企業の考え方によっては武器は錆びていくんです(やる気喪失、生産性低下、サボり、愚痴、不平不満、退職)
武器自身にとっても貴重な20代の時間を腐らせていくのは非常にもったいないです
まだ何者でもない、何者にでもなれる時期に適切に手入れされないのは大きな機会損失です、そしてその事実が情報として広まっています
いままで若い世代は定型的に進むべき道に進んできました、しかし肌触りの良い情報に簡単に触れることのできる現代では「自由」や「挑戦」になびきがち。少しでも自分を磨いてくれていない、と感じれば自分よがりに環境を変えることに抵抗がなくなってきました
マネジメントを「支配する」とか「命令する」とか捉えていると嫌われる上司が完成します、なぜならその武器には「意思」があるからです
だからマネジメントの捉え方として重要なのは「仲間」として接することなんです
マネジメント上は「武器」なんです、しかし接し方は人間らしく対等に、人間の意思を尊重することが大切です。「武器」である意識は一人前の武器になってからでいいんです、しかし多くの武器は一人前になる前に自分が武器だと気づいてしまう、理由は使われるばかりだから。それではマネジメント失敗です
・マネジメント能力は何も会社だけでない
年齢を重ねるにつれて会社だけでなく私生活でも武器を磨く能力を発揮しなければならない時も出てきます。そんな時慌てることのないように日頃から自分の武器としての資質を高めるとともに、あなたの周りの武器の手入れも怠らないようにしなければなりません
管理職を経験すると人生においてプラスの経験であるということはあながち間違いではないと思っています
しかし管理職だから、武器を使うのが俺の仕事だからと左団扇であぐらをかいていると部下からの信頼は得れませんし同じく家庭内でも「たいしたことないのに偉そうな親父」と、なってしまいかねません。
そうならない為にも現場の声を聞き、時には上司や会社、世間と戦うぐらいの気概が必要なんです
・ 若者は出世に憧れない?
新入社員や若手は理不尽な扱いを受けている中間管理職の方々を見て育つ、その環境下で自分もそのようになりたいと思うでしょうか。同情はするものの自分はごめんだね、と感じるのが関の山、となるとマネジメントの仕方も異なります
出世に憧れない部下に「がんばって結果を出せば引き上げてやるから」という鼓舞はのれんに腕押しなんです
・まとめ
いよいよ自分も中間管理職、いざなってみると思ってた状態と違う、なんて感じる方も多いんです、ちなみにぼくもそうでした。責任の小さい平の頃とは違い思い悩むことも増えるでしょう、何年間か我慢して管理職になる道を目指すのももちろんいいと思います、しかしその頃の管理職に魅力はあるでしょうか、ひょっとしてぼくらの世代だけなんだか損な役回りな気がしませんか、そう感じてる人は多いんです
平であっても中間管理職であっても自分が使われてるだけ、磨かれてないなと感じる方は「脱サラ」も視野に考えてみてはいかがでしょうか、キャリアップは想像以上に困難です
ぼく自身キャリアップを諦め、脱サラし個人で稼ぐようになって思うのはキャリアアップは自分の力の及ばないところで左右される可能性があるからそれこそリスクだと感じてしまうんですね、個人で稼ぐ場合はすべて個人の裁量で決定できます。もちろん向き不向きはあると思いますが個人の選択ですので考えるきっかけになればと思います
ぼくが脱サラした経験をまとめてます、有料(980円)ですが無料部分だけでも何か気づきとなるかもしれませんのでぜひ
thank you