・はじめに
振り返ると自分が怖くなる
世間一般的な認識とのズレがひどい
よく報じられている【ブラック企業問題】を目にし、そのほとんどに「どこが?」とツッコミを入れる毎日。メディアで取り扱うものは薄いグレーぐらい、映画とかをみるとおもしろおかしく誇張されすぎ。現実は小説よりも奇なりとはまさに、ぼくの実体験のほうが圧倒的におもしろい。
今回のテーマはこちらの動画でも触れてます
・ハラスメントリスクとは
ハラスメントとは本来、強い立場の者が弱い立場の者にその立場を利用して嫌がらせをすることと認識している方が多いとおもうんですがハラスメントリスクとはその逆です
弱い立場の者が強い立場の者に攻撃することで発生するリスクのことです
特に会社の上司にあたる方は要注意
どこからパワハラ?指導、注意との線引きは?セクハラや他ハラスメントについても同様。そして世の中は不祥事を好みます。声をあげればハラスメント成立してしまう可能性が高い世の中になっているんです
痴漢の冤罪と同じですよね、女子高生が罰ゲームなんかで「この人痴漢でーす!」と腕を高々にジャッジすれば逃れる術はないことは有名です
・それでもあなたは出世しますか?
会社で出世するとハラスメントリスクは高まります。いつも通り話しかけたらセクハラ、仕事の指示を出したらパワハラ、自然と出てくるであろう加齢臭でスメハラ。受けて側がどのように感じているかが最重要ポイントですから、気をつけるにもキリがありません
よくブラック企業で疲弊した方の見解で「上司は選べない」と言いますが逆もまた然り、「部下は選べないんです」
モンスター新入社員のように誰が見てもモンスターであればわかりやすいのですが、普段真面目な勤務態度で仕事していれば誰でも巧妙に上司を攻撃できる時代になってしまったんです、この流れは今後さらに加速します。部下が常に上司の顔色を伺うのではなく、上司が部下や女性社員の顔色を伺いながら、ご機嫌とりながらの仕事を強いられるようになるでしょう
・逆ブラック企業の誕生か!?
ブラック企業の反対はホワイト企業ではありません。この記事に書いてあるような上司いじめが乱立するケース。若い頃はブラック企業で我慢し、がんばって、がんばってなんとか出世できた、よし、若い頃の経験を生かして良い職場にしていくぞ!と張り切っているあなたに待ち受けているのは部下からのハラスメントかもしれません、注意指導すればもちろんパワハラです、なんともなりませんね
・上司の立場は過去最低
ぼくが脱サラを決心した理由はこんなところにもあります。「先輩」であれば許されたことも「係長」では許されず「所長」になると発言まで制限されました
会社員生活の窮屈さを考えるとそれが奇行であろうとじっとしてられませんでした
中堅社員や管理職になりたての方々に伝えたいのは今はいいかもしれない、でも毎年何人も新入社員が入社してきますよね、その新入社員をあなたは選べない、上司いじめに快感を覚えるサイコ野郎が部下となることだってある。そんなリスクを抱えながら毎日満員電車で通勤しますか?誰かと誰かの板挟みで疲弊していきますか?連日の残業続きで世間のニュースについていけていますか?(全てぼくの体験談で思い出すだけで吐き気がします)
・情報化社会加速リスク
リスクばかりで嫌になりそうですがw
インターネットの普及により便利になったのはいうまでもありませんがそれだけ簡単にどんな情報でも得られる時代になったという側面もあるんです
例えば下記ツイート
ブラック労働でよく問題視されるのが「長時間労働」
— みずたこ(みず)@無職革命/「ず」仲間参加中 (@mizutakooo) 2020年1月22日
でも真っ黒の中にいる人からすると違う問題も
「残業代未払い」
この言葉だけ聞くと企業側に問題があることは明白
しかし上手に(?)すり抜けている方法が実はあって多くの企業で採用されている
「みなし残業代制度(固定残業代制)」
会社ごとにみなしの残業時間と手当金額を決定している
— みずたこ(みず)@無職革命/「ず」仲間参加中 (@mizutakooo) 2020年1月22日
例えば30時間分のみなし手当てがあるとして月の残業時間が0時間であればその手当て分はそのまま支給される
聞こえはいい
労働者のためにあるような制度だ
しかし逆のパターンに大きな問題がある
30時間を超えた場合はどうだろう
— みずたこ(みず)@無職革命/「ず」仲間参加中 (@mizutakooo) 2020年1月22日
もちろん「固定」
残業100時間の月も
残業150時間の月も
残業200時間の月も
「固定」
同じ金額の手当が支給される
社員はもちろん残業したくないがこういう会社ほど人員不足、非効率的な仕事内容と暗に残業を強いられるのが実情
しかし安心してください
— みずたこ(みず)@無職革命/「ず」仲間参加中 (@mizutakooo) 2020年1月22日
「違法」です
設定した残業時間を越えた場合は上乗せして支払わなければならなりません
現実としてその道理が通じるかは不明ですが
よく知らずにその会社に入社したのは自分でした、だから悔しさもあったし惨めさもあり退職しました
「知識は財産」だと痛感しました
以上
サラリーマン時代のぼくなんですが自社の給料体系に疑問を持ち、調べたんですがやっぱり「違法」
上司に詰め寄りましたが返答を聞いて愕然
「お前以外は全員納得している、ことを大きくしても誰も幸せにならない」
つまりは会社としてのスタンスは変えないからお前が違法だというんなら勝手に訴えでも起こして争えばいい、しかしそんなことをしても個人で訴えを起こすお前の方が疲弊するに決まっているし関係性も悪化する。双方にメリットはないと。
確かにそうです、この会社に入社する決断をした自分を恨みました。
そして仮に今後部下から同様の質問をされた時になんて説明するんだ?同じように言えばいいのか?
すぐに脱サラに向けた準備を始めました
・まとめ
ハラスメントリスクはまだまだ浸透していませんが近い将来確実に問題となります。そんな時に、50歳部長で不当に訴えられたらどうします?散々言及してきましたが自分がたいして悪くない場合でも社会上立場の弱いところに世論、法律は見方する時代です、部長はとにかく悪者なんです。妻、子供、35年ローンも残っている。パワハラで訴えられた人間に再就職先はすぐに見つかるでしょうか?
自分は大丈夫?皆そう思ってます
理解できた方はこちらをどうぞ、ぼくの脱サラの全てをまとめてます
thank you